スーパーコーナリングマシーン、YAMAHA YZF R1のペイント作業のご紹介です。

有り難い事に最近では日本全国から発送等でオーダーを頂ける様になりましたが、自走で関西方面から
わざわざお越し頂いたりすると、それはそれでテンションが上がったりするもんです。

このマシーンならば、深夜か早朝に高速を死ぬ気で飛ばせば3時間位で来れるのかもしれませんが。
皆様、当社へお越し頂く際にはご近所/遠方問わず、くれぐれも安全運転でお越し下さる様よろしくお願い致します。

命/バイクあってのペイントですから(笑)

【YZF R1】
今回のオーダーは、軽いキズの修正と単色オールペイント。
ご希望するペイント色は安っぽく無いスポーティーなホワイトカラーです。要はバンみたいな白では無く
スーパースポーツカーに使用されている様な発色の良い白という事です。なるほどこの車両にはきっと似合うと思います。
軽く擦った程度のダメージなのでこの程度なら直すのにもそれ程の手間は必要としませんね。
自走でお越し頂いたので当然車体預かりでのオーダーになり、パーツを取り外していきます。
最近のオートバイはまるで知恵の輪の様な組み付け手順だったりするので、慣れていないと結構な時間が掛かったりします。
まずは下準備です。
この辺をオザナリにして良い結果に結びつくとは到底考えられません。
全ての工程を確実に行なう事が結局は一番早く、尚且つ高い品質の仕上がりになると確信しています。
続いてダメージの修正と下地処理を行ないます。
今回はダメージ箇所以外は純正塗膜を下地として利用する事が可能なので、基本的な足付け処理を施します。

どんな場合でも剥離をする事が良い仕事だと考えるのは、間違った認識だと僕は思います。
下地もまた奥の深い世界なんです。
オーナーさんのイメージを僕が噛み砕いて、現実の世界の色として調色します。
塗り手間よりも発色や色味を優先したペイント色を作っていきます。
単色ペイントですが、数箇所にペイントでロゴを入れるオーダーも頂いてます。
全てのペイントが終了し乾燥工程へ。
まるでモビルスーツの外装みたいですね、イメージどおりの仕上がりになりました。
塗料が十分乾燥したら、仕上げの磨きです。
オーナーさんからお送り頂いた、新品の遮熱パッドや緩衝止めのスポンジ等を貼り付けていきます。
アッパーやサイドカウルなど組んだ時に裏が見える箇所は艶消しの黒で裏吹きしてあります。
取り外した順番と逆の手順で組んで行きます。なかなかの知恵の輪で頭の体操になりましたよ(笑)
そして、新型モビルアーマーの完成です。
初期の頃のR1のロゴデザインを黒系グラデーションで入れるオーダーです。
機械なのに何処か有機的なモノを感じるエクステリアですね。
今からこの3台で最速王バトルです!戦う前から順位が決まっている気がしますが。。。(勿論冗談です)
オーナーさんがご希望していた、スポーティーな白に仕上がったと思いますが白好きな方、如何でしょうか?